OSAMUGOODS STORY

原田治さんが初めて語るオサムグッズの物語。コレクタブルブック『OSAMU GOODS STYLE』に掲載された中から
思入れ深いグッズを取り上げ、キャラクター誕生秘話やグッズ製作への思い等をご紹介します。

Osamu Goods go to Hawaii

Osamu Goods go to Hawaii

ハワイが好きで何度も行くうち、ハワイでオサムグッズの写真を撮ってみようかなと、できたら写真集に仕立ててしまおうかと、ほんの思いつきで、できあがった本がOsamu Goods go to Hawaii(1989年刊)でした。

素人カメラマンのぼくの指導と、編集デザイン兼カメラマンを努めてくれたのは、先輩の新谷雅弘氏(当時、雑誌オリーブのアートディレクター)で、2人で半分ずつ撮影しました。

ぼくは仕事も半分で、泳いだり買い物などでサボって、気がむくとファインダーをのぞくといった名カメラマンなのでしたが、先輩のほうは朝早くから、夜になっても愛用のライカを首から離さず。写真が楽しくてしょうがないという小学生な感じで、もしかしたら寝てる時もカメラをぶら下げているのではないか?というほどの集中力でした。

お陰でカッチリとしてピントがバッチリの写真は先輩の作。左の葉書にも使ったような、ぼくの軽くていい加減な写真という、2タイプが絶妙のバランスで、かの名作?写真集ができあがったようなわけであります。

この犬のTシャツは、今見ると、POPで派手ですよね。でもハワイで女のコが着たら丁度良いのではないかと考えて、ぼくは最初からデザインしていたようなフシがあります。場所もヨットの上で着たらどうだろう?という感じでシャッターを押したような記憶があります。

これはワイキキビーチの近くのヨットハーバーでした。ぼくが勝手ながら停泊中のヨットに、針金のハンガーにかけたTシャツを、引っ掛けようとして前に乗り出し、あやうく海に落っこちそうになったという、決死の一枚にもかかわらず、先輩ディレクターは「ダメだこんなモン」と、この写真を写真集には使ってはくれませんでした。
なので自分で、オサムグッズの暑中見舞い葉書にデザインしてみたのがこれです。ぼくには(個人的に)思い出の、命がけの写真だったのです。

OSAMUGOODS STYLE HOW TO BUY?

OSAMU GOODS STYLE
出版社: ピエ・ブックス
発売日: 2005/04/01
サイズ/ページ: 210×148mm(A5)/240ページ
ISBN: 4-89444-416-4-X 定価(本体2800+税)