OSAMUGOODS STORY

原田治さんが初めて語るオサムグッズの物語。コレクタブルブック『OSAMU GOODS STYLE』に掲載された中から
思入れ深いグッズを取り上げ、キャラクター誕生秘話やグッズ製作への思い等をご紹介します。

OSAMU’S MOTHER GOOSE1

今からちょうど40年も前のお話。オサムグッズの商品開発をこれから始めようとする前に、まず各キャラクターの登場する絵本を一番初めにつくりました。これは絵本を出版をすることによって、各キャラクターに著作権を派生させるという目的があったからです。それで生まれたのが OSAMU'S MOTHER GOOSEという絵本でした。

日本では本のかたちで著作物になっていないと、描いた絵には著作権が発生しないという事情がありました。
まず本で発表しておいて、その著作物である各キャラクターを商品化すると、その商品に描かれたキャラクターにも著作権があることになるのですね。マンガのように最初から出版物になって登場していれば問題ないのですが、いきなりキャラクターを出版物ではないものに描いても、それは著作物とは認められないのです。
広告のイラストにも著作権がありません。本でも、例えば小説の表紙のイラストには著作権はないはずです(本文の中の挿絵にはあります)。著作権がないキャラクターは、いつか盗作されても争いようがなかったのです。

というような、当時は法律的にややッこしい理由があったので、まずオリジナルのキャラクターを考えてから、それを絵本化して発表することでオサムグッズがスタートしたわけですね。1976年11月1日の初版で、まずは絵本として出発いたしました。最初、ぼくがどんな風にこの絵本を発想したか誕生秘話(大げさですね)は、順を追ってまた次回に続きます。

OSAMU’S MOTHER GOOSE