OSAMUGOODS STORY

原田治さんが初めて語るオサムグッズの物語。コレクタブルブック『OSAMU GOODS STYLE』に掲載された中から
思入れ深いグッズを取り上げ、キャラクター誕生秘話やグッズ製作への思い等をご紹介します。

OSAMU’S MOTHER GOOSE4

マザーグースに出てくる豚さんは、もっとキャラクター商品展開してみたかったのですが、豚の単体だと当時のグッズでは、売れ行きがよくありませんでした。なんといっても、世間では犬猫が動物キャラクターでは圧倒的な人気なのでした。今でもそう変わってないかな。  
  
この絵本での5匹の豚さんのうち、最初にでてくるThis little pig went to market; の買い物する豚さんを大きく描きました。
なんとなくですが、外光で、街の景色、特にスーパーマーケットも描きたかったわけです。
女の子の豚ちゃんが持っているスーパーの紙袋は、戦後すぐに青山にできたスーパー紀ノ国屋のものに似せてあります。現在の紀ノ国屋の紙袋の前の、'60年代のデザインです。
何故ならその紙袋の、茶色のハトロン紙に緑色のロゴデザインがぼくは大好きだったから、という個人的な理由なのでした。

こんな感じに、この絵本には、ところどころ、まったくぼくの個人的に好きなものを、本題とは別に描き込んであります。
前回のハンプティ・ダンプティの、救急車の前に立ってる太ったお医者さんは、浅草出身の久保田万太郎という、個人的に好きな作家なんですよ。ぼくにしか解からない。意味も無い。

詩の3行目の豚さんは、had a roast beef; で、なんと豚なのに牛肉を食べていますね。邦訳はこうなりました。言葉遊びの詩なので、これまた意味は不明。

THIS LITTLE PIG

小さな豚さん マーケットに。
小さな豚さん お留守番。
小さな豚さん ロースト・ビーフ食べて、
小さな豚さん なんにもなくて、
小さな豚さん ウィーウィーウィー
お家に着くまで 泣きどおし。


OSAMU’S MOTHER GOOSE