いつみても新鮮、誰がみてもかわいい、1970年代後半から90年代にかけて、女子中高生を中心に爆発的な人気を博した「OSAMU GOO DS(オサムグッズ)」の生みの親、原田治。
50〜60年代のアメリカのコミックやハリウッド映画、ハンナ・バーベラなどのTVアニメ、ヨーロッパの抽象絵画やポップアートなどから影響を受けたイラストレーション―― とりわけ、簡潔な描線と爽やかな色彩で描かれたキャラクターたちは、その後の日本の“かわいい”文化に多大な影響を与えました。
没後初の全国巡回展となる本展では、イラストレー ターとして活動する端緒となった、1970年代「an・a n」の仕事をはじめとして、広告・出版・各種グッズなど多分野にわたる作品を中心に、幼少期〜20代前半の初期資料や、エッセイ集『ぼくの美術帖』関連資料も交えて展示し、時代を超えて愛される、原田治の全貌に迫ります。
オサムグッズコレクターの土井章史さん(トムズボックス)がコレクションをみせびらかし、トレード、ときには販売するスペシャル企画。
お家にひっそり眠っているオサムグッズ(DUSTY MILLER製)や、秘蔵の一品がありましたら、ぜひみせびらかしにきてください。
原田治が先輩と呼び慕った盟友、アートディレクターの新谷雅弘さんをお招きして、お話をうかがいます。 安西水丸、ペーター佐藤らとともに結成したパレットクラブのことや、共著の制作秘話など、 貴重なエピソードを語っていただきます。
【参加方法】このイベントは事前申込制です。世田谷文学館webサイトにて7/13正午より受付予定です。
原田治の祖父、映画監督の二川文太郎の代表作にして、剣戟映画の原点ともいわれる 『雄呂血』(無声映画)の活弁付き上映会です。
『雄呂血(おろち)』1925年/阪妻プロ/約80分/サイレント
出演:阪東妻三郎ほか
【参加方法】当日13:00より会場前にて入場券を販売します。保護者の膝の上に座れるお子様は無料、座席を必要なお子様は有料です。
- 主催
- 公益財団法人せたがや文化財団 世田谷文学館
- 企画協力
- 渋谷出版企画
- 後援
- 世田谷区、世田谷区教育委員会
住所 | 157-0062 東京都世田谷区南烏山1-10-10 |
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TEL | 03-5374-9111 |
開館時間 | 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで) |
休館日 | 毎週月曜日(祝日の時はその翌日) ※ただし展示替の期間中は、 企画展とコレクション展の両方を休止する場合があります ※館内整備のため休館をする場合があります。 詳しくは休館情報欄をご確認ください |