collectable book
OSAMU GOODS STYLE
日本のキャラクターグッズの原点ともいえる「オサムグッズ」。1万点を超えるその作品の中から、原田治氏自身が選んだ200点を紹介した幻の作品集(2005年刊)の待望の復刊です。初版発行後、あらたに執筆された作品エッセイを追加収録した増補改訂の決定版です。
OSAMU GOODS STYLE (増補改訂版)
著者:原田治
出版社:パイインターナショナル
発売日:2021/06/14
ISBN:978-4-7562-5502-0 C0071
定価:本体2800円+税
3Dのカードを作ろうと思い立って、凸版印刷という会社に問い合わせたところ、ほんとの絵が飛び出す立体3Dは印刷代がものすごく高くて、商品化は無理でした。その時にこれなら予算内でOKというのが、このステレオ印刷方式。2色印刷にするとさらに安くできる。カードを動かすと、角度によって文字の面が見えたり、絵の面が見える(考えたら3Dじゃないですよね)方式です。印刷した表面をカマボコ・レンズという凹凸のある透明プラスティックを被せて仕上げます。
ぼくはこういう視覚的オモチャのようなモノが昔から好きでした。立体写真、立体映画もホログラフィーも大好きです。映画『13日の金曜日』の立体ヴァージョンを観たのが自慢です。ジェイソンの投げた斧が回転しながら飛んできました。これはコワイですよ。最近ではテレビの特にハイヴィジョン画面で、カメラがゆっくり横移動する時に限り、画面が立体的に(肉眼で)見えることを発見!世界の街角や風景番組は、木々や花や建物などが飛び出て見え、遠く奥行きまでをも完全に立体視できるのです。これにはハマりますよ。(注)ヒマ人のすることです。
このカードと同じステレオ方式では、アメリカのモダンアートの世界で好きな、バーバラ・クリューガーという人が、顔写真と文字が交互に出る前衛作品をつくっていて、それを展覧会で見たときにはすごく嬉しかった(関係ないのに)思い出があります。