OSAMU GOODS STORY

Vol.07

MAKING OF OSAMU GOODS

Little Betty Blue

キャラクター群をつくった時に、一人だけ泣いている女の子を入れてみようかなと思い、マザーグースの歌の中から選んだのが「リトル ベティ ブルー」でした。
短い詩に泣いているフレーズは無いのですが、靴の先ッポをなくしてしまったので、泣き顔でいけるなと考えたのです。そしてwhat will poor Betty do?というところが、なんとなく思いやりがあって柔和な感じがして好きです。

マザーグースは全体を通してみると、意外にも残酷な内容だったり奇妙なものが沢山でてくるので、なかなか可愛い詩はみつからないもんですね。もっとも意味よりも英語のゴロ合わせや、韻を踏むことに面白さがあるからでしょう。古い民謡って、どこの国でも不思議で楽しいものです。

このトートバック(このサイズのものはスクールバックと呼んでいました)は、各キャラクターすべて裏面がシルエットになっていて、そこに詩を入れました。表は顔のアップでかなり派手です。
学校では通学時に持つことを禁止したところもあったそうです。というような懐かしい話題もあるトートバックでした。

Little Betty Blue

Lost her holiday shoe,
What will poor Betty do?
Why,give her another,
To match the other,
And then she may walk in two.