OSAMU GOODS STORY

Vol.22

MAKING OF OSAMU GOODS

NOTE BOOK

かつては毎年の新学期というと、ノートがよく売れました。
オサムグッズでは定番デザインの他に、4月、9月、1月に向けて新しいノートを作っていました。文房具シーズン到来というのが各学期ごとにあったわけですね。鉛筆、シャーペン、ケシゴム、筆箱、下敷き、定規などなど。

これからパソコンしか使わない時代に突入してしまったら、すべて死語になりそうなものばかり。それよりメールばかりやっていたら、文字も手で書かなくなるでしょうね。すでにグラフィック・デザイナー達は、線一本を引くのでもパソコンですし、紙も必要ないのです。

ノートのデザインをやっていた頃、あまり売れない国語用ノートが唯一の縦組み罫線入りで、ほとんどは横組みでデザインしました。すでに学校では日本語をタテに書くことが少なくなっていたのですね。

いまや小学校から英語が必須科目になったそうですから、いよいよもって横組み主流です。それに合わせるように我々の日本語もどんどん変ってゆくのでしょうね。

その是々非々は問わないけれど、俳句だけは横組みで読むとかなりキモチ悪いですよ。