OSAMUGOODS STORY

原田治さんが初めて語るオサムグッズの物語。コレクタブルブック『OSAMU GOODS STYLE』に掲載された中から
思入れ深いグッズを取り上げ、キャラクター誕生秘話やグッズ製作への思い等をご紹介します。

キャラクター群をつくった時に、一人だけ泣いている女の子を入れてみようかなと思い、マザーグースの歌の中から選んだのが「リトル ベティ ブルー」でした。
短い詩に泣いているフレーズは無いのですが、靴の先ッポをなくしてしまったので、泣き顔でいけるなと考えたのです。そしてwhat will poor Betty do?というところが、なんとなく思いやりがあって柔和な感じがして好きです。

マザーグースは全体を通してみると、意外にも残酷な内容だったり奇妙なものが沢山でてくるので、なかなか可愛い詩はみつからないもんですね。もっとも意味よりも英語のゴロ合わせや、韻を踏むことに面白さがあるからでしょう。古い民謡って、どこの国でも不思議で楽しいものです。

このトートバック(このサイズのものはスクールバックと呼んでいました)は、各キャラクターすべて裏面がシルエットになっていて、そこに詩を入れました。表は顔のアップでかなり派手です。
学校では通学時に持つことを禁止したところもあったそうです。というような懐かしい話題もあるトートバックでした。


Little Betty Blue

Lost her holiday shoe,
What will poor Betty do?
Why,give her another,
To match the other,
And then she may walk in two.

how to buy? collectable book OSAMU GOODS STYLE