OSAMUGOODS STORY

原田治さんが初めて語るオサムグッズの物語。コレクタブルブック『OSAMU GOODS STYLE』に掲載された中から
思入れ深いグッズを取り上げ、キャラクター誕生秘話やグッズ製作への思い等をご紹介します。

OSAMU’S MOTHER GOOSE12

オサムグッズの女の子キャラクターに、“Jack&Jill”の ジルを選んだ後で、元気の良いジルの他にもう一人女の子を増やそうかなと思いました。
ジルが主役なら、脇役に当たる女の子。その子には、ちょっと可哀相な要素を入れて可愛いらしくみせる。
キャラクター群の中に「喜怒哀楽」を入れると、バライティに富んだ広がりが期待できるので、いつも泣いている女の子キャラクター(哀にあたる)を入れてみようと考えて詩を選びました。

それがこの「リトル・ ベティ・ブルー」。靴を片っぽ失くしてしまったので、詩には書いていないけれど、絵では泣かしてしまいました。ただBULEという言葉から連想して、泣いていてもそんなに脱線はしていないでしょう。
原詩は韻をふんでいます。


LITTLE BETTY BLUE

Little Betty Blue lost her holiday shue,
What will poor Betty do?
Why, give her another,to match the other,
And then she may walk in two.


そして、酒井チエさんの翻訳は、こうなりました。


よそゆきのお靴 片っぽをなくしたの。
可哀相なベティ どうしたらいいの。

そんなこと簡単、プレゼントするの。
そっくりなお靴 片っぽだけを。

ね、そうすれば、ベティ、
よそゆきの靴で お散歩にだって行けるでしょう。


絵では泣いていても、詩を読んでもらえば前向きな希望が湧いてくることでしょう。
それにしても、どうしたら靴の片方だけを手に入れることができるのだろうか?しかも右足か左足のどちらか一足を探さなくっちゃァならないというのは、これってけっこう難しい問題なんじゃないのかな?

OSAMU’S MOTHER GOOSE