作品集に一つだけ載せたザジのノートブック。どのようなゆくたてでオサムグッズのキャラクターにしたかは、すでにブログに書いたのでご興味あるかたはそちらをお読み下さいね。

ただ自選集を思い立った時に、必ずこれは入れようと思った商品の一つで、ぼく自身が一人で気に入っている、つまり自信作というわけです。描き文字も、デザインも自分でやっておきながら、いま見ても結構いいじゃないかと、本にする時にあらためて感心してしまいましたよ。

そして何故発売当時このキャラクターがほとんど人気なく売れなかったのかは、いまだにぼくの中の謎(いまさら考えても始まりませんが)なのであります。
多分ザジの映画を知ってた人が、当時はもういなかったというような理由(あくまでも自分のせいにしないところがウヌボレ)だったのでしょう。

その後映画ザジについては、当時、雑誌「オリーブ」で人気連載中の仲世朝子「のんちゃんジャール」に頼んでとり上げてもらい、一部カルト？な人達の間ではちょっと知られるようになって、すこしホッとしました。
映画のザジさえ世間から忘れられなければ、ぼくには本望なのでした。というような商品です。