コム・デ・ギャルソンのブティックで使われたネオンサイン、幼少期の絵画作品、ニューヨーク遊学時代のプッシュピンタッチの習作、そして平凡出版(現マガジンハウス)ananの装画や挿絵、ファッションページ…。何十年経っても新鮮さを失わぬ原田治のイラストレーションが並びます。世田谷文学館と同じ見やすさ、広さを感じさせる展示で、ゆったり観ていただけるよう、工夫を凝らした空間設計。OSAMUGOODSの催しは久しぶりとなり、まして原田治の回顧展となると初めてとなるため、その希少な機会に対し、北海道のファンの方はじっくりと味わうように時間をかけて眺めておられました。

展覧会初日、待ちきれないとばかりに駆けつけてくださるファンの方々。3階ではOSAMU GOODS柄のネイルアートを施すネイルバーも。

昨年の世田谷文学館編で並んだ作品だけではなく、追加作品も。これは巡回展の醍醐味ですね。原田治作品の広い世界観を感じ取れる展覧会です。

OSAMU GOODS前夜。KAWAIIの秘密、源流がここに。日本の可愛いを決定的なものにした原田治のグラフィックセンスがカードのレイアウト全てに詰まっています。