90年代のはじめ代官山にあったオサムグッズの直営店「OSAMU GOODS SODA FOUNTAIN」のためにデザインしたストローです。
お店ではソーダいろいろ(オリジナルです）を飲めるカウンターバーも設置したので、専用のグラスやコースターなどと一緒にストローもつくりました。

ストローはその頃すでに見なくなっていた蝋引き紙製です。プラスティックではなく、なんとか昔ながらの紙ストローが欲しくて業者をやっと探してもらい作りました。ついでに箱パッケージも作ってストローセットはお店のオリジナルお土産品として売ってもらいました。
懐かしい紙ストローの再現でしたが、ほとんどぼく自身のノスタルジーにこだわって作ったマニアックなストローなのでした。

当店の内装もすべて自分で考えましたが、最もお店のイメージを代表するのは、店名とそのロゴタイプなので、これも自分ではかなり気を入れてデザインしましたよ。
ソーダポップの泡をデザインしてあります。このロゴタイプ文字でネオンサインまで作ってしまいました。

ソーダファウンテンとは、50年代アメリカ中西部あたりの小都市によくあった雑貨屋さん店内の、たいがい店の中央に設けられていたカウンターバーのことです。買い物ついでにソーダ水やクリームソーダを飲めるコーナーがあったんですね。そんな雑貨屋さんをイメージしてデザインしたお店だったわけですから、今考えるとやっぱりマニアックだったのかな？