
オサムグッズ誕生40周年にあたる2016年、その節目の年の夏、弥生美術館において約3ヶ月のロングランで開催中の、本格的な展覧会『オサムグッズの原田治展』会場でサイン会が行われ、原田治さんとオサムグッズファンの交流が実現しました。
夏の陽射しが降り注ぐ午後に集まっていただいたファンの方の人数は何と100人以上。それぞれ新しいオサムグッズや思い出のオサムグッズを手に手に原田治さんの前に座って、短時間でも濃密な邂逅が…。「あの頃にオサムグッズがあって良かった」「ファンクラブに入っていました!!」「阪急百貨店で行われた展覧会も見逃していません!!」「ソーダファウンテンに通い詰めました!!」「懐かしくて懐かしくて涙がこぼれて来ました…」
事前にサイン会参加を予約し忘れた観客の方々もサイン会の周りをいつの間にか取り囲んで、原田治さんが即興の手描きでサインとキャラクターイラストレーションが仕上げてゆく姿を見て歓声をあげてしまうほどの、とっても親密な時間が流れてゆきました。

丁寧に丁寧に。時間をかけて。100人以上、でも、原田治さんは黙々と、はたまた和かにお話しながら。

ぼかしちゃうと臨場感が伝わらないのですが…。ファンの皆様のこぼれそうな笑顔が良いのです。

原田治さんも感心するくらい、懐かしいオサムグッズを持って来るファンの方々が続々と。

描きにくい素材のものでも、油性のシャーピーがあれば。

オサムグッズのマザーグースのキャラクターがレイアウトされたハンカチ。

ギターを持って来た個性的な男性の姿も。原田治さん、ちょっと驚きながらも「面白いね、初めて描いたよ、ギターに」と楽しそう。

70年代初期頃の、イラストレーション展で購入された故ペーター佐藤さんと原田治さんのコラボレーショングッズをお持ちのファンの方も。

オサムグッズファンクラブ会報に見入る原田治さん。ファンの方の手には会員証。オサムグッズは普遍なのです。