東京は築地に、OSAMU GOODSの生みの親である原田治さんが設立した「パレットクラブスクール」があります。プロのイラストレーターや絵本作家を目指す人たちの為に、第一線で活躍するクリエーターから直接学ぶことができる場をと考え1997年に開講しました。治さんご本人も「パレットクラブスクール」で19年間教鞭をとりました。
現在「パレットクラブスクール」で開催している「原田治のイラストレーション展」は"パレットクラブスクールの創立者である、イラストレーター、故・原田治の仕事を振り返る展覧会"とサブタイトルのついているように、『anan』創刊とともにイラストレーターとしてデビューした1970年代から80年代の仕事を中心に、原画や印刷物を紹介しています。依頼者の要望に応じて様々なタイプのイラストを描き分けていた治さん。これまで観たことのなかったイラストレーションの数々を通して、新たな魅力を発見できる展覧会となっています。またOSAMU GOODSファンにとっては、グッズを作るきっかけとなった『OSAMU'S MOTHER GOOSE』の原画や、当サイトで掲載中の『BEDTIME STORIES』の原画、世に初めて登場した初期OSAMU GOODSのパステルの原画とそのグッズを掲載したOSAMUGOODS DUSTY MILLERの雑誌広告のなど、OSAMU GOODSの舞台裏を覗くような、貴重な作品の数々…。この機会をお見逃しなく！
『上野動物園』や『MOONY』、未発売の『Three Bears』といったOSAMU GOODS以外のキャラクターも展示されています。
治さんと交流が深かったイラストレーターの飯田淳さん・上田三根子さん・赤勘兵衛さん・ヒロ杉山さんによるトークショー。治さんとの思い出や活躍された時代のイラストについてなどお話くださいました。トークの詳しい内容は後日掲載しますのでお楽しみ！
治さんの遺志を引き継いだ飯田淳さん（左奥）と、『キレイキレイ』でお馴染みイラストレーターの上田三根子さんの音頭でレセプションパーティがスタート。「かんぱーい!」
OSAMU GOODSの版権を管理するコージー本舗代表取締役の小林義典さん（右）のお隣に、OSAMU GOODS誕生の立役者OVERHEAT MUSICの石井志津男さん。近年開催されているOSAMUGOODS展覧会の功労者でもある絵本編集者でコレクターの土井章史さんもパーティに参加されていました。