1976年に生み出され、80年代に爆発的ブームとなったOSAMU GOODS。キャラクター雑貨やファンシーグッズの先駆けとなり、日本の “かわいい”文化に多大な影響を与えました。 “「かわいい」には、時代性や趣味性を凌駕する普遍性があるという発見をした”と当時の雑誌インタビューで語った治さん。その記事が展覧会の副題の元になりました。
本展ではOSAMU GOODSなどお馴染みのスタイルが確立する以前の初期の仕事を、幼少期までさかのぼる網羅的な回顧展です。画才を発揮していた小学校時代のスケッチブックや、イラストレーターとしてデビューするきっかけになったニューヨーク滞在時の作品など、初公開資料を多数展示しています。また、幅広い分野で残してきた雑誌のカットや書籍の装幀、企業の広告や各種のグッズ、絵本やエッセイなど、多彩な仕事の全貌を見渡す試みとなっています。
会場設計、空間デザインは「デザイン あ展」や「谷川俊太郎展」(2018、東京オペラシティアートギャラリー)など、近年話題となった展覧会の会場構成を担当された五十嵐瑠衣さん。会場グラフィックや広告物、カタログなどはキューピー「キューピーハーフ」の広告のアートディレクションでもよく知られる、服部一成さんがデザインをアートディレクション手がけており、いずれも話題となっています。
治さんが終始一貫して考えた「かわいい」の表現方法を解き明かす?!『原田治 展 「かわいい」の発見 Osamu Harada: Finding “KAWAII”』。遠方の方も夏休みを利用して世田谷文学館へお越しくださいませ!上画像の看板、今にも目覚めそうなジル似の 「かわいい」女の子が目印です。
内覧会に出席されたゲストの方々
初期のグッズ、OSAMU'S MOTHER GOOSEのアートディレクションをされた奥村靫正さん。ご自身がデザインされたハンプディダンプティ人形と。
本展覧会で会場グラフィックや広告物、カタログのアートディレクションを担当した服部一成さん。
治さんが設立した「パレットクラブスクール」で講師を務めるアートディレクターの菊地敦己さん。「PALETTECLUB特別企画 原田治のイラストレーション展」では服部一成さんとトークショーも。
OSAMU GOODS誕生40周年を記念した 『Osamu Goods Catalog』のアートディレクションを担当されたグルーヴィジョンズの伊藤弘さん。「オサムグッズの原田治展」では治さんとトークショーにご出演。
本展でもOSAMU GOODSのコレクションを提供されたコレクター、トムズボックスの土井章史さん。!会期中、ポップアップストアイベントを開催します!
OSAMU GOODS発案者、石井志津男さん。「オサムグッズの原田治展」では治さん、コレクターの土井さんとトークショーにご出演。
「パレットクラブスクール」で講師を務め、治さんと長年の交流があるイラストレーターの飯田淳さん。「PALETTECLUB特別企画 原田治のイラストレーション展」ではイラストレーターの上田三根子さんとトークショーにご出演。
【右】イラストレーターでエッセイスト、映画評論家の石川三千花さん。【中央】コラムニストのエッセイスト中野翠さん。【左】イラストレーターの上田 三根子さん。
『OSAMU'S MOTHER GOOSE』の詩を担当された酒井チエさん。歴代OSAMU'S MOTHER GOOSEの表紙の前にて。
OSAMU GOODSのパートナー、株式会社コージー本舗代表取締役社長の小林義典さん。ご自身とそっくりなキャラクター、ジャックのスクールバッグと。
治さんとOSAMU GOODSオフィシャルサイトディレクターの吉本と共に『北園克衛webサイト』を制作していた菊池肇さん。治さんの抽象作品の前で。
OSAMU GOODのデザイナーだった西部亜由美さん。治さんがイラストレーターデビューを果たす前に訪ねたニューヨークでのスケッチの前にて。
OSAMU GOODSファンクラブ会員だったイラストレーターの伊藤瞳さんと永野敬子さん。治さんが描いた三遊亭円生のイラストレーションの前で。
- 主催
- 公益財団法人せたがや文化財団 世田谷文学館
- 企画協力
- 渋谷出版企画
- 後援
- 世田谷区、世田谷区教育委員会
住所 | 157-0062 東京都世田谷区南烏山1-10-10 |
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TEL | 03-5374-9111 |
開館時間 | 午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで) |
休館日 | 毎週月曜日(祝日の時はその翌日) ※ただし展示替の期間中は、 企画展とコレクション展の両方を休止する場合があります ※館内整備のため休館をする場合があります。 詳しくは休館情報欄をご確認ください |